忍者ブログ

アパッチカウボウイブログ

未来は俺らの手の中

無題

2009/01/07(Wed)15:04

この世界が嫌なら
選ぶ手段が二つある
目を閉じ耳を塞ぐか
ぶち壊すか
PR

No.28|Comment(0)Trackback(0)

サントリーリザーブとゲットワイルド

2008/11/04(Tue)11:44

今日はバイトを寝過ごした。

町田まできたら「今日はもういい」と。
そしたら月見ソバを食べてコーヒーでプクイチ、プクニ、プクサン。

ああ、そうだ、「小田原へいこう」。

カバンの中に入っていた中島らもを読みながら小田原へ。

小田原ついても電車賃がないからすぐにUターン。
「小室哲哉逮捕へ」を横目でちらり、サントリーリザーブを購入。
新松田、渋沢の景色をつまみにリザーブをチビりと。

ああ、帰ったらGET WILDを聴こう。

ああ、アスファルトタイヤを切り付けながら暗闇走り抜けよう。

No.27|アベナオトComment(0)Trackback(0)

夢で逢えたら

2008/07/24(Thu)01:13

地獄についての考察。
あるいは、こう叫んでやりたい。
「どいつもこいつも浮かれていやがる」

 カウンター越しから見える世界は、いつだってクリスマスみたいな景色だ。ラーメンを啜っているカップル。餃子を肴に瓶ビールをあおっているおっさん。やたら騒ぐガキを制止することもなく、テレビに釘付けになってポカンと口をあんぐりのババア。窓ガラスを揺らさんばかりにデカイ声でああだこうだパチンコと風俗の話しかできない土方のあんちゃんたち。湯煙を挟んで向こうは、空調が行き届いた天国。そこにいるのは賑やかで明るい、そして疲れきった人々。戦車のように堂々としているブランド物の鞄や、誇らしげに凛としていやがる黒地のスーツを纏った天使達は自分たちの仲間に対して楽しそうに微笑み、笑いあう。そして、手ぬぐいを巻いて汗だくで、ただただ必死で鍋を振るい続ける我々ごま油で出来たケロベロスに対しては概ね冷淡を、時には憤怒まみれの怒声、たまに同情の眼差しをぶつける。夢は蒸気で作られた雪化粧の向こう側にある。あるいは、ショーウィンドウの向こう、ブラウン管から放出される点滅光線でアタマをぶっ飛ばした先にある、行ったことない街東京とか。マンガとかで出てくる天国は地平線雲の向こうにあるそうだ。しかし、俺が見上げるこの路地裏からはどうだろう。空はそり立つビルに囲まれていてクッキーの型ほどしか見えない。雲なんてあるかどうかすらわからない。とおちゃん、かあちゃんの姿を確認することも、弁天様の入浴シーンを盗撮することもできない。遠い。一本目の煙草を吸い終え、二本目を吸おうと思ってポケットをまさぐる。右のおしりのポケットから一本抜き出そうとすると、ライターも一緒に抜け落ちる。カラッという音がピンボールのように響き渡る……。はずなのだが、今夜は落としたことにすら気付かなかった。突然、商店街の向こうからブラスバンドの賑やかな演奏が、耳をつんざくほどに(実際はそれほど大きな音ではなかったかもしれないが、胸にべったりとこびりついている自問自答や、己の中にある各種の呻き声が全く頭の中に届かないくらい印象的だった)聞こえてきたからだ。

 思わず路地裏から音の聞こえるほうへと顔を覗かせてみる。すると、商店街の入り口から数人のピエロと1頭の像、時代錯誤の太鼓持ちやちんどん屋達が愉快そうにこちらのほうへと近づいてくる。携帯を取り出して時間を確認する。深夜0時30分。軒並みシャッターを閉めたアーケード街に鳴り響くブラスバンド。これは、なんかの前衛パフォーマンスなのか?こんな酔っ払いすらほとんど歩いていない路地に現れた彼らの目的はなんなのだろうか。警察は?いくらボンクラといえども、深夜にこれほどの騒音を撒き散らしていれば駆けつけてくるものである。しかし、その気配も無く謎のパレードはゆっくりとこちらへと近づいてくる。ところで、この音楽はなんだったっけな。よく聞き覚えのあるこの曲。流れているメロディに合わせて鼻ずさむ事だってできる。たしか、小学校か中学校の放課後に、吹奏楽部の部室から聞こえてきた音楽。そうだ、『聖者の行進』という曲名だった気がする。このパレード一団の演奏力は、素人の俺にだってわかるぐらい下手くそで、間延びしていて、音も時々外しており、リズムだって早くなったり、遅くなったりで、浮き足立っていて、明るい曲のはずなのに不安な気持になり、切なくなる。けれど、ピエロに扮したブラスバンド一団、化粧が汗で剥げ落ちて妖怪のような佇まいのちんどん屋や太鼓持ちは、誰も彼も楽しそうで、笑いあい、おどけた顔で、堂々と商店街を練り歩く。象は足元の自転車や看板を気にすることなくなぎ倒し、踏み潰し、蹴飛ばす。蹴飛ばして飛んでいったカーネルサンダースが、通りがかりのおっさんの頭に直撃した。おっさんは頭から大量の血をドクドクと流し、のびている。死んでいるかもしれない。しかし、そのおっさんに駆け寄って生死を確認しようとも、携帯電話で119番する気すら起こらなかった。恐怖心、というかその光景にただただ、うっとりとしてしまっているのだ。俺のほかにこの目撃者は、と思い周りを見渡す。数人のサラリーマンやバンドボーイ、キャバクラ嬢などがいるが、この光景の異様さに誰も気を止めている人はいない。おっさんとカーネルおじさんは真っ赤になって川の字でお昼寝。一人のピエロが横を通ったキャバ嬢に襲い掛かり強姦し始めた。キャバ嬢は、自分が何をされているか分からない白雉のようにポッカリと上を眺めているだけで何の抵抗もしない。おっぱいが顕になってもパンツを脱がされ性器が丸出しになってもまるで他人事のように、パックリとアーケードの鉄筋を睨みつけている。行進は止まらず『聖者の行進』は、持ち主を見失った携帯電話のように、同じ場所を何度もループしている。俺はただ、何をすることも出来ずにそのパレードをうっとりと、うっとりする。握り締めた煙草は汗でグショグショになり、紙と葉とフィルターで構成された訳の分からない塊になってしまった。ただ、うっとり。そんで、ねっとりとしたそのパレード一団はこの路地へと少しづつ少しづつ近づいてきた。

 ところが、(といえばいいのか、意外と言うか、がっかりすることにと言えばいいのか、分からないが)ピエロ達は路地裏の俺のことなんてお構いなしで目の前を通り過ぎる。一人、また一人とピエロ達は通り過ぎ、ちんどん屋たちも僕に目をくれることは無く何かの文言を『聖者の行進』の節に合わせて唄っている(というかつぶやいているといったほうが正解なのか。まるでこの曲には初めからこのようなメロディがあったかのように相応しくてピッタリな節合わせだったのだ)。しかし、象だけが僕の存在に気付いたのか、あるいはこの行進にすら無関心なのか、集団のコースから外れて俺がいる路地裏のほうへとやってくる。象の図体は遠くから見ていたものよりもずっと大きく見える。思わず奥へ逃げ込む僕を追いかけるように、その大きな肉体をめり込ませて中へ、中へと入ってくる。店の中へ逃げ込めばよかったものの、行き止まりまで追い込まれてしまう。象は窮屈なこの狭い道を、なんともないように一歩一歩ゆっくりゆっくり近づいてくる。近づいてくるものだから、うちの中華屋の壁は音を立てて破壊され、隣のラブホテルのコンクリートは悲鳴をあげ大きな稲妻の亀裂が入る。先ほど落としたスロットで当てた時に余ったメダルで貰ったライターは、象の足元で木っ端微塵になり、ベット以外何も無い俺の部屋は丸出し状態になり、誰も使うことなく当時のまま残してあった両親の部屋は象の鼻に乱暴に弄られる。こうしてついに象に追い詰められた。体内にある臓器ひとつひとうがどのように動いているのか、こんな時じゃないと理解できないんだろうな。汗の一滴すらどのように体を伝っていくのかが良く理解できる。ああ、こういうとき普通の人間はどういう行動に走るのが正解なのだろう。まあ、普通の人間はこんな状況に普通は追い込まれないだろうがね。俺はポケットにある形態を取り出して、新着メールが無いか確認した。なんでだろう。こうしたかったからこうしたのだ、としか説明は出来ないのだけれども。象は僕をどうするつもりなのだろう。象だから銃や包丁を突きつけてくるわけもないし、象にカマを掘られたなんて話も聞いたことないし。無理にでも息を整え、今眼の前にある恐怖の対象を睨みつける。象の眼は優しい。

 次の瞬間、象は俺に向かい鼻を勢いよく突きつけた。腹を抉り突き刺し、俺の体は持ち上げられ宙に舞う。痛みは感じない。まるで抱きかかえられたように安心感があり、けどその安心感を奪い去るように非現実的に体は持ち上がり、象の鼻に串刺しになり、宙に踊る。『聖者の行進』はもうとても遠くに聞こえる。そして象の鼻は天にめがけてどんどんと伸びる。地面がどんどん現実から無理やり切り離そうとするように遠くなる。次の展開を足りない頭で必死に考えようとすると、そんな考えは昼寝してるより無駄だよ問いわんように次の展開が無慈悲にやってくる。人が上から振ってきて地面に向かってまっさかさまに落ちていく。ヒラヒラのスカートを纏った女性のように見えた。上を見上げる。どうやら、落下してきた人は象の鼻から出てきたようで、今まさに一人の人間の両足が太い鼻からもぞもぞと這い出ようとしている。腰を器用に振り、鼻から這い出ると先ほどの女性のように地面へと落ちていく。地面はどんどん離れていくのだが、その二人ははっきりと見ることが出来た。それは数年前に交通事故で俺を置いて死んだ両親。天国へ行っちまったはずのとうちゃん、かあちゃん。とうちゃん、かあちゃんは天へ上がっていく俺を手をとり、じっと二人で見つめている。まるで、反対だ。二人を置いて俺が天に昇っていってしまう。沢山伝えたいことがあるのに、何も言葉が出てこない。もっと親孝行したかった、とか、実は将来ミュージシャンになりたかった、とか、でも中華屋は継ぎたいとか、モテないのはあんたたちのパッとしない遺伝をひいちまったからだよ、とか、好きな女の子いたけど結局中華屋の仕事覚えなきゃいけないから、あの娘は高校生の普通の彼氏が出来たほうが幸せだと思うからわざと冷たくして嫌われたけど、めっちゃホントはヤりたくて仕方なかったんだよ、そんな色々あったけど死ぬなよボケ、とか、もうそんなんもどうでもいいや、寂しかったとか、ツライとか、とか、。叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ。鼻はどんどん伸び、ビルの谷間を抜け、雲をつき抜け、成層圏を抜け、それでも叫ぶ。ウワアア、ウワアア。なんも無い宇宙空間にまで鼻は伸びて、そのあたりで鼻は伸びるのをやめた。宇宙空間はとても静かで、本当に何も無い。もうとうちゃんもかあちゃんも見えない。ビー玉みたいな地球が間抜けにキラキラと光っている。胴体は未だ象の鼻が突き刺さったまま。何も出来ないし、どうすることもできず、思考力は無くなりぐったりしていると、向こうから銀の球がやってきた。その2mほどの小さな球体はこちらへと近づいてくると、こちらを珍しいもののようにグルグル嘗め回すように観察している。一箇所がガラス張りになっており、そこから何者かがこちらを眺めている。猿であった。猿がものめずらしそうに俺を観察すると、シシシと笑い小型宇宙船のなかで屁をこいた。それはとても大きな音で、月や地球が揺れる程のものだった。

 それからどうなったかよく覚えていないが、気付くといつもの路地裏にいた。わが家、中華料理屋は半壊していた。隣のビルも商店街もメチャクチャになっていた。大きな地震があったと近所の連中は騒いでいる。俺はこんな狭い路地にいて、周りの建物は軒並み崩れたにも関わらず、傷ひとつ無く生きていたことは奇跡だといって、むやみに激励をいただいた。光が当たること無かったいつもの路地は、アーケードが崩れ落ち今はサンサンと光を浴びている。説明できないのだが、なんだか照れくさい。夜になるとそこから幾つかの星が見える。赤い星はどうやら火星らしい。あれがとうちゃんやかあちゃんの眼みたいで、初めてそう思えた時に、すごい泣けてきて、あのときにいえなかったたくさんの言葉をちゃんと言おうとして、そしたらホントに泣いてしまって結局何も言えずじまいにただ静かに叫んだ。
ウワアアア、ウワアアアア。

If man is 5
then the devil is 6
then the god is 7
(Pixis :Monkey gone to heaven)

No.26|Comment(4)Trackback(0)

夢で逢えたら(仮)

2008/07/15(Tue)02:30

暗い。
ここはあまりに暗い。
ネオンの光も遮る都会の死角のような路地裏。
中華料理屋と本屋の間のわずか2mもない隙間。
ここで息を潜めているのは、オレと生ゴミありつきに来たドブネズミくらい。
バイト帰り。仕事を終えた他の仲間達は、飲みに行くやら
彼女と遊びに行くやら、家に帰って録画しておいたテレビを見るやら
嬉々として、夢を見るように疲れを忘れてタイムカードを切って去って行く。
11時。新入りが作った不味い賄いの麻婆豆腐を詰めた袋を
カラス除けのネットに放り込んで、ポケットに突っ込んである
マルボロを一本取り出し火をつける。
20歳。もう20年も生きているんだな、と。ハハハ。大人。オレ。
空を見上げたってなあにもありゃしませんよ。闇だ。
見上げるとビルとビルが幾層にも重なって見え、空を覆い隠している。
20歳になりました。誕生日を今日迎えました。やっぱり鼻眼鏡かえ。
クラッカーかえ。ケーキにチキンかえ。ワハアア。あんま食ったことねぇや。
物心ついたときから中華ばっか。食ったことあるの。炒飯、エビチリ、チンジャオロース。
油っこいのばっか。まあだからこんなラードみたいなツラになっちまったんかもね。
あぁ何で中学卒業して、両親死ぬかねぇ。しかも旅行先で通り魔に殺されるとか。
いまだに思う。こんなのゲームとか映画じゃなきゃありえん、って。
んでオレ、親戚の反対押し切って、いつ戻ってきてもいいように、って
この中華料理屋継ぐとかいっちゃったかねぇ。
あの頃と比べると綺麗なアーケードも、東京にあるようなオシャレなデパートもある
この商店街。その中にあるジイサンの頃から続く遺跡のような小汚いこのお店。
改装しようにも金がない。時々、中学時代の友達が来て
「金無い、金無い」とかのうのうと言ってるけど、おまえらの金無いとはレベルが違う。
振ったって、縄で逆さまに吊るし上げられて布団叩きでガンガンケツひっぱたかれたって、
可愛くて巨乳のネエチャンがゆっさゆっさ誘惑してきたって、ないんよ。
ないない言ってって、その持ってるバッグはなんだよ。担いでるギターはなんぼになんよ。
横におる出来の悪いキャミソール娘への維持費はどこからでてんだよ。バイトもしてねぇのに。
慣れたからいいものの、両親ようこんなのやりくりしとったな。信じられへん。
遠い。遠いんだよ。未来が。
もう最近、裁判所に行くのもダルくて行ってない。厨房と、換気口から粘りついた臭いしかしない
この暗闇以外の居場所が無い。手は火ぶくれで腫れ上がり、鏡を見れば疲れきった間抜けなラード顔。
気を失って飛んでいってくれるものでもない。

続くかも

No.25|Comment(0)Trackback(0)

存在

2008/06/04(Wed)02:05

すみません。長いの書きます。うざったい人は飛ばしてください。
あと、これフィクションです。鵜呑み厳禁。


世界は俺の事を無視していやがる。
チキショウ。なんやねんちゅーねん。
まず、なんでうちに視聴率を測るマシンがあらへんのや。
だから世界は、世の中はおかしいことになんねん。
テレビでようやってるけど、あの視聴率ってやつは絶対おかしい。
俺の関心の全くない、そして俺が全く見てない番組ばかりが
視聴率20パーセント以上~とかほざいている。
んで気になって新聞のテレビ欄をチェックしておるけど
どれもこれもくらだらいちんけな番組ばかりや。
陳腐なクイズ番組、お笑い芸人達をアイドルみたいに
もてはやすバラエティ、内容のない甘ったるいドラマ。
あの視聴率測ってるマシンはアホの家にしかあらんのちゃうか?
ホンマそう思うわ。それぐらい俺の見てるもん無視されてる。
もっとも、最近テレビなんか見へんけどな。
俺は見へんのに、視聴率はうんともすんともいわん。
俺はテレビ局にも、視聴率測ってる会社にもさんざん文句言ったけど
あいつら、まったく俺の言うことには耳貸さん。
馬や、あいつら。よう走れんもせんのにヒヒーン、ヒヒーン鳴きおって
チンチンの方はビンビン。アタマん中セックスのことしかあらへんで。
ホンマにあいつらアホやで、ボケ、カス、死ね。
だからな、最近「オレ視聴率」てのつけてんねん。
テレビ欄に黒いマジックでな、俺の見た番組以外を
みんな真っ黒に塗りつぶすんよ。そうするとどうだろう。
俺の見た番組だけが存在して、それ以外はみんな真っ黒。
俺の見たヤツは視聴率100パーセント。それ以外は0パーセント。
この世から消え失せるんや。プロデューサー出てこーい。
クビじゃクビ!!!! 女タレントはみんな売春屈にでも売り飛ばしとけー!!!!!
これがたまっていくと、真実の視聴率、真実のテレビ欄が完成するわけ。
どや、面白そうやろ。これな、まとまったら自費出版にしてだしたろかな
思ってるさかい、どやろ、売れるかいな?もちろんそれだけじゃつまらん。
それぐらい分かってんねん。ひとつひとつ俺の丁寧な番組批評を添えたる。
世の中の馬や鹿みたいな連中を俺がテレビという慣れ親しんでいる
媒体を通して教育してやろう、って魂胆や。
世の中な、みんな真実を求めてるさかい、口コミで広がったら
売れること間違いなしや。これで借金返せるで、まったく。
それにしても世間は俺のこと無視しすぎや。
ホンマは俺のこと気になって仕方ないのわかってるんやで。
俺な、心広いけどな、そこまでみんなで無視決めこめられると
さすがにむかつくわ。なんやねん、いつや。
みんなが俺をこぞって無視するようになったのは。
みんなで俺を無視する法案を可決した日は。
ぬかったわ。俺毎日、日経新聞読んどったし、他の新聞も
週に一度は図書館で必ずまとめて目通してたはずなのに。
テレビだって、あんなんくだらんけど、毎日朝と夜7時のニュース
チェックしておったんに。おかしいわ。
でも、変や。考えれば考えるほど変なんや。
さっきも言ったけど、無知ばかりの世間があんなに手をパチンと
鳴らした瞬間に俺の事無視できるかいな。
自分の国の首都も、ろくに理解できないようなアホな連中も
自分の国の政治の状況も、ろくに知らんボンクレどもが
何でそんな右に習えで、みんな一斉に俺を無視できるのかいな。
まあ、右に習え、がこの国の連中のお得意やけども、
一人か二人くらいおるやろ。俺に声をかけてくるような
好奇心旺盛なアホが。スリルを味わいにくるアホが。
それもおらんとなるとおかしいで、まったく。
俺を無視しないと死刑にでもなるんか。
そんで、俺、頭いいから分かったねん。
俺の周りな、監視されてる。盗聴もされてる。
耳じぃーと澄ますと、わかんねん。
俺のこと監視してる機械の音が。
そんでな、その機械の向こうには人おらんねん。
サーモグラフィかなんかで俺動きや、空気の響きを
感知して、口の動き見て、俺が何しゃべってんか常に
データとっとんねん。へへへ。俺はこのことをちゃんと
知ってるんや。数まで言い当てられる。
監視カメラが3台、盗聴器が2つ。場所まで言い当てられる。
一個はちょうど俺の今座ってるとこの真上や。
こんなん悔しいやん。けどな、外したら政府に何やられるかわからん。
そこで、出てくるのがこの俺様の天才的なひらめきよ。
俺の天才的な技術で、そのカメラのデータを見ることに成功しました。
俺の楽しみはな、布団にもぐってそのカメラの映像をパソコンで
ずっと眺めてることやねん。布団にもぐっていて
足元だけ映ってる映像を見て、はは、あいつら、俺のことみてるんや、
足元しか映ってないその映像を。じーっと。
意味あらへんで。俺は一日中ここにおる気や。
テレビだってリモコンでうまく操作すればもぐりながらでも見れる。
必要なものはみんなテレビの周りにおいておけば見られずにすむ。
完璧や。あいつらの魂胆丸つぶしや。
ただな最近怖いことがあるねん。
食料とか水とか、どうしてるかというと部屋の前においてあって
それをいつも、誰が取りにいってんやろって思うねん。
思い出せないんやけど、気付いたらいつもベットの周りにあるわけ。
なんやろな、なんやろな思って、最近その監視カメラの映像を
録画しておいたら、映ってんねん。オバケが。
そのオバケな、悪いやつやないとは思うんやけどな。
ただな、でっぷり太って禿げ散らかったオッサンが
パンツいっちょで、俺の寝てる隙見計らって食事はこんだり
部屋の外出て怒鳴ってんねん。こわいやろ。
そのオバケな、俺の布団から出てきたり、もぐってきたりすんねん。
こわいやろ。俺、寝てる隙にそのおっさんに
性的ないたずらされとんのかもしれんわ。
俺、自分でいうのもなんやけど美男子やしな。
こわいわ。マジで。
ただな、おっさん俺が目を覚ますとどこにもおらんねん。
怖いやろ。
俺な、オバケの存在信じるわ。
所詮、俺が信じたってみんな俺のこと無視するわけやけど。

No.24|Comment(0)Trackback(0)